仕事がつらいのは「甘え」ではなかった

理由もないのに、仕事中に涙が出るようになった
悲しい出来事があったわけでもないのに、仕事中、突然涙が出てくる。
「仕事がつらい」「気分が落ち込んでいる」 そう感じていても、
「それって甘えじゃない?」
そう思われるのが怖くて、 「休みたい」「しんどい」と誰にも言えませんでした。
これは転職する前、当時勤めていた職場で起きたことです。 体調不良が続き、違和感を覚えて心療内科を受診しました。
診断は適応障害でした。
この記事でわかること
- 仕事がつらい看護師に多い心身のサイン
- 適応障害とはどんな病気か(うつ病との違い)
- なぜ看護師は限界でも休めないのか
- 適応障害になったとき、現実に起こること
- 休業は「甘え」ではないという事実
私自身も、職場ストレスで適応障害になりました

私も、転職前に勤めていた職場でのストレスが原因で、適応障害を経験しました。
外見からは分かりにくいため、休職を選ぶまでには強い迷いがありました。
看護師という立場上、 「これくらいで休むなんて」 「自分はメンタルが弱いのでは」
そうやって、何度も自分を責めていました。
仕事がつらい看護師さん、こんな状態はありませんか?
- 毎日、強い緊張感と義務感で働いている
- 夜眠れない、眠っても疲れが取れない
- 理由もなく涙が出る
- 以前楽しめていたことが楽しめない
- ミスが増え、自己嫌悪が強くなる
当時の私は、長く勤めていた職場で起きた人間関係の変化をきっかけに、 こうした状態が少しずつ強くなっていきました。
私に現れた具体的な異変
- 悲しくないのに涙が出る
- 強い緊張で声が出なくなる
- 手が震え、物を落とす
- 無気力で何もしたくない
- 眠れず、常に疲労感がある
休日は横になっているだけで精一杯。 テレビを見ても、以前のように笑えませんでした。
「これは普通じゃない」 自分でもそう感じていました。
原因は「業務量」ではなく、人間関係でした
私の場合、単純に忙しかったわけではありません。 職場の人間関係の悪化が、明確な引き金でした。
上司が変わり、否定的な言動や強いプレッシャーが続いたことで、 心身のバランスを崩していきました。
適応障害は、 特定のストレス要因が比較的はっきりしていることが多い病気です。
適応障害とうつ病の違い

適応障害は、 特定のストレスに反応して起こる心の不調です。
- ストレス要因から離れると症状が軽くなる
- 原因が比較的明確
一方、うつ病は、
- 原因がはっきりしないことも多い
- 環境を変えても症状が続く
という違いがあります。
ただし、 適応障害を我慢し続けると、うつ病へ移行することもあります。
受診を決めた理由
看護師として最低限の知識はありましたが、 「自分が受診する側になる」ことには抵抗がありました。
インターネットでセルフチェックをすると、 「早急な受診をおすすめします」という結果。
職場環境が改善する見込みもなかったため、 心療内科を受診し、休業の診断書をもらう決断をしました。
適応障害は「休養と治療が必要な病気」
適応障害は、気合いや根性で乗り切れるものではありません。
- ストレス要因から距離を置く
- 十分な休養
- 必要に応じた治療
これが回復への基本です。
我慢を続けるほど、回復には時間がかかります。
悪いのは、あなたではありません

「自分が弱いから」 「我慢が足りないから」
そうではありません。
- 過剰な業務負担
- 調整されない人間関係
- ハラスメントを放置する職場
複数の要因が重なった結果、症状が出ているのです。
なぜ看護師は休めないのか
看護師は責任感が強く、 「自分が休むと現場が回らない」と考えがちです。
- サボりと思われたくない
- 周囲に迷惑をかけたくない
その思いが、休む決断をさらに難しくします。
しかし、 休めないほど追い込まれている状態こそ、休養が必要です。
休業とお金の現実
休業中は収入が減ります。 これは現実として、大きな不安材料です。
健康保険に加入していれば、 傷病手当金が支給されます。
- 支給額:おおよそ給与の約3分の2
- 支給期間:通算1年6か月
- 医師の労務不能の証明が必要
制度を知ることで、休む選択が現実的になります。
休業は甘えではありません
病気で休むことは、労働者の正当な権利です。
誰かが休んでも仕事が回る体制を整えることは、 個人ではなく職場の責任です。
これからどうするかは、元気になってから考える
治療中は、
- 軽い業務からの復帰
- 時短勤務
- 配慮を受けながらの復職
が基本になります。
焦って早期復帰すると、再発するケースも少なくありません。
元の職場に戻れないと感じた場合、 退職や転職も現実的な選択肢です。
まとめ
この体験は、転職する前の職場で起きたことです。
適応障害になって初めて、 「自分だけの問題ではなかった」と気づきました。
環境や人間関係など、 個人の努力だけではどうにもならないことがあります。
看護師が心身を削りすぎず、 安心して働ける環境が広がることを、心から願っています。
















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