夜勤や急変がつらくなり、「このまま病院勤務を続けていいのか」と悩んでいませんか?
50代になると、
若いころのように無理がきかなくなり、
- 夜勤明けの疲れが抜けない
- 急変対応が精神的にきつい
- 体力を消耗する働き方に不安を感じる
そんな思いを抱く看護師さんは少なくありません。
転職を考えたとき、選択肢としてよく挙がるのがクリニック勤務です。
ただ、
- クリニックって実際どうなの?
- 50代でも無理なく働ける?
と、具体的なイメージが湧かず迷う方も多いと思います。
この記事では、病院とクリニックの両方を経験した看護師歴30年以上の筆者が、
50代看護師の視点で、クリニックの働き方をリアルにお伝えします。
この記事でわかること
- クリニックとはどんな職場か
- 病院とクリニックの働き方の違い
- 50代看護師にクリニックがおすすめな理由
- 事前に知っておきたい注意点
クリニックとはどんな職場?

クリニックの基本
クリニック(診療所)は、主に外来診療を行う医療機関です。
入院ベッドがある場合でも、19床以下と法律で定められています。
診療内容は、
- かぜや生活習慣病
- 慢性疾患の定期通院
- 軽度の外傷
などが中心で、高度な医療や緊急対応が必要な場合は病院へ紹介します。
※クリニックの雰囲気や忙しさは、診療科や院長の方針によって大きく異なります。
以下は、筆者が実際に勤務したクリニックをもとにした内容です。
クリニックの勤務時間と働き方(例)
勤務時間の一例
- 月〜金:9:00〜18:00(休憩 約2時間)
- 土曜:9:00〜13:00
実際には、
- 診療準備
- 申し送り
のため、30分ほど早く出勤することが多くありました。
外来が落ち着いていれば定時で帰れる日がほとんどで、
時間外勤務は月に2〜3回、15〜30分程度でした。
クリニックの一日の流れ
日勤
- 8:30 申し送り・診療準備
- 9:00〜13:00 午前診療
(診察介助、注射、検査、処置など) - 13:00〜14:30 昼休憩
- 14:30〜18:00 午後診療
(交代で短時間休憩)
当直(※有床クリニックの場合)
※すべてのクリニックに当直があるわけではありません。
- 診療後の片付け、施錠
- 病棟ラウンド、記録、翌朝の採血準備
入院患者さんは軽症でADL自立の方が多く、
おむつ交換や体位変換はほとんどありませんでした。
夜間は落ち着いていれば、仮眠を含めたまとまった休憩が取れることも多く、
病院夜勤より体力的な負担は軽く感じました。
どんな患者さんが多い?
- 地域に住むかかりつけの患者さん
- 長年通院している顔なじみの方
- 家族ぐるみで通われているケース
比較的症状の安定した方が多く、
重症の場合は速やかに病院へ紹介します。
患者さんとゆっくり話す時間を持てるのは、
クリニックならではだと感じました。
クリニックと病院の違い
業務の幅と忙しさ
クリニックでは、
- 物品の洗浄・滅菌
- 在庫管理・発注
- 環境整備
などを看護師が担うことが多いです。
また、検査技師がいない場合は、
簡単な検査やレントゲン介助を行うこともあります。
役割分担は少ないですが、
その分走り回るような忙しさは少なく、メリハリのある働き方でした。
夜勤の違い
- 外来のみ:夜勤なし
- 有床クリニック:当直あり(19床以下)
入院患者数が少なく重症度も低いため、
体力的・精神的な負担は病院夜勤より軽いケースが多いです。
給与の違い
一般的にクリニックは、
- 夜勤がない、または少ない
- 診療報酬が病院より少ない
といった理由から、
年収は病院より50〜100万円程度下がるケースが多いと言われています。
ただし近年は人手不足の影響で、
条件の良いクリニック求人も増えています。
50代看護師にクリニックがおすすめな理由

体力的な負担が少ない
- 患者さんが比較的軽症
- 移動範囲が狭い
- 夜勤が少ない、または無い
年齢とともに感じやすい疲労を、
無理なくコントロールできる働き方です。
通勤しやすい
クリニックは数が多く、
自宅近くで職場を選びやすいのも魅力です。
昼休みに帰宅したり、
しっかり休憩を取ることで、午後の仕事も楽になります。
クリニック勤務が向いていないかもしれない人
- 役割分担がはっきりしていないとストレスになる
- 人間関係の距離が近い職場が苦手
- 急性期看護や最新医療を続けたい
自分の性格や価値観に合うかどうか、
事前に考えておくことが大切です。
クリニック転職の注意点
- スタッフ数が少なく、人間関係の影響が大きい
- 院長やその家族の考え方が職場環境に直結する
そのため、
見学や面接時の雰囲気チェックは必須です。
「ここなら長く働けそうか」
自分の感覚を大切にしてください。
まとめ|50代看護師の転職にクリニックという選択肢
クリニックは、
- 体力的に無理なく働きたい
- 落ち着いた環境で看護を続けたい
そんな50代看護師にとって、有力な転職先のひとつです。
ただし、
すべてのクリニックが楽な職場というわけではありません。
まずは求人情報を眺めるだけでも、
「今の職場以外の選択肢」が見えてきます。
自分に合った、無理のない働き方を選ぶ参考になれば幸いです。
















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