仕事中、理由ははっきりしないのに涙が出てきたり、
出勤前になると体が重く、玄関で立ち止まってしまったり。
「もう少し頑張らないと」
「50代で弱音を吐くなんて情けない」
そう思いながら、
心や体のつらさを抱えたまま働いている看護師さんは少なくありません。
それでもある日、
「このまま続けたら壊れてしまうかもしれない」
と感じる瞬間が来ることがあります。
そんなとき、多くの人が同時に抱えるのが
お金の不安です。
- 休んだら収入はどうなるのか
- 退職したら生活できるのか
- 年金や保険は大丈夫なのか
この記事では、2025年時点の制度情報をもとに、
職場のストレスでつらくなった50代看護師さんが、
休職や退職を考えたときに
お金の不安をできるだけ減らすために知っておきたい手続きをまとめました。
「休む」「辞める」は逃げではありません
長く現場で働いてきた看護師ほど、
責任感が強く、自分を後回しにしがちです。
でも、心や体の不調を抱えたまま働き続けることは、
回復までにかえって時間がかかることもあります。
50代という年齢だからこそ、
- 一度立ち止まる
- 立て直す時間を取る
という選択は、
これからの人生を守るための判断でもあります。
そして、制度を知っているかどうかで、
不安の大きさは大きく変わります。
休職した場合に使える制度|傷病手当金(2025年時点)

傷病手当金とは
病気や強いストレスなどで働けなくなったとき、
健康保険から生活を支えるために支給されるお金です。
「診断名が重くないと使えないのでは?」
と不安に思う方もいますが、
医師が就労困難と判断すれば対象になる場合があります。
2025年時点の主な内容
- 支給期間:通算1年6か月
- 支給額:
直近12か月の標準報酬月額平均 ÷ 30 × 2/3 - 待期:連続する3日間の待期後、4日目から支給
- 在職中に申請可能
- 条件を満たせば退職後も継続支給あり
👉 休職=無収入、ではありません。
退職を考えた場合|失業保険(雇用保険)【2025年改定反映】
自己都合退職の給付制限が短縮
2025年4月以降、
自己都合退職の給付制限期間は原則1か月に短縮されました
(以前は2か月)。
これにより、退職後の収入が入るまでの空白期間は
以前より短くなっています。
心身の不調がある場合は「特定理由離職者」になる可能性
以下のような場合、
自己都合退職でも扱いが変わることがあります。
- 医師の診断書がある
- 心身の不調で継続勤務が困難だった
この場合、
- 給付制限がかからない
- もしくはさらに短縮される
可能性があります。
👉 診断書や受診記録は、必ず保管し、
ハローワークで相談することが大切です。
教育訓練を受けた場合の緩和(2025年対応)
離職前1年以内に
厚生労働省指定の**教育訓練(講座・研修)**を受けていると、
給付制限が解除・短縮されるケースがあります。
今後の働き方を考える50代看護師さんにとって、
制度と再スタートを同時に考えられる仕組みです。
健康保険と年金の切り替えも重要です
健康保険
退職後は、
- 任意継続(最大2年)
- 国民健康保険への切り替え
いずれかを選びます。
保険料は自治体や前年収入で差が大きいため、
退職前に比較しておくと安心です。
国民年金(50代だからこそ知っておきたい)
収入が減った場合、
- 保険料免除
- 納付猶予
を申請できます。
将来の年金額が不安でも、
未納のままにするより、免除申請の方が影響は小さくなります。
2025年時点で知っておきたい補足
- 高額療養費制度は、
今後、自己負担上限が段階的に見直される予定があります - 休職・退職中は、
医療費と生活費の両面を見据えた準備が大切です

まとめ|お金の不安を減らすことは、自分を守ること
つらいときほど、
「まだ頑張れるはず」
「迷惑をかけられない」
そう思ってしまうものです。
でも、
- 制度を知る
- 相談する
- 休む・辞める選択肢を持つ
これらはすべて、
これからの人生を立て直すための準備です。※本記事の制度情報は2025年時点の内容をもとにしています。
制度は改正されることがあるため、
詳細は健康保険組合・ハローワーク・年金事務所で最新情報をご確認ください。
















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