50歳すぎたら今までのような夜勤をしたりフルタイムでの仕事がつらくなってきた
体力の衰えが気になってくる50代、このままの仕事量で定年まで働けるか心配ですよね
若い頃ならもっと良い職場を探して転職したいですが、収入が減るのも困ります
かといって今の忙しい職場で大丈夫かしら?
そんな方に読んで欲しい記事です
転職するのは情報が必要です
いろいろ検討してから転職をどうするか決めることをおすすめします
自分にはどのような働き方が合っているのか考え、仕事もプライベートも充実した毎日を送りましょう
なぜ情報が大切なのか
昔から「看護師の仕事は3K」=きつい・汚い・給料安いと言われていました
看護師が働く環境は大変なところが多いです
仕事がきついと思いながら働いているのはあなただけではありません
同じ職場で転職を考えている人もいるでしょう
一緒に働いている人が転職してしまったら、すぐに補充はありますか?
「スタッフがいないから少ない人数で頑張って」
という職場もあります
私の職場もそうでした
仕事量はさらに多くなり、時間外も全部はもらえませんでした
しばらく経つと「少ない人数でも仕事が回る」と思ったのかスタッフの補充はありませんでした
疲弊したスタッフは年度末に半分以上退職していき、残ったスタッフがより大変な状況になります
他の病棟でもスタッフの2/3が退職したとのことで補充は期待できません
転職するタイミングを逃してしまうときつい職場を退職できなくなってしまいます
「退職を考えている人数」という情報は知っておいた方がよいと思います
今後は転職者が増えるかもしれない
政府は「新しい資本主義実現会議」で自己都合で離職した場合の失業給付のありかたを見直すという表明をしました
自己都合で退職した人の失業給付金が2か月待たずにもらえるようになる方向です
企業は魅力ある職場づくりをしないと従業員に離職されてしまいます
失業給付金がすぐもらえるようになると、転職するのを我慢して働いていた人が転職しやすい環境になります
看護師の職場は仕事量は多く、人々の健康を扱う緊張度が高い仕事です
病院に勤めている看護師の75%は仕事を辞めたいと考えたことがあるそうです
今後は看護師の転職も多くなることが予想されます
今の職場は魅力ある環境ですか?
今の職場は働きやすいですか?
待遇に満足していますか?
職場に仲がいい人がいると同じ給料でも満足度は3倍高くなるそうです
人間関係は問題ありませんか?
スタッフが定着している働きやすい職場なら安心して働くことができます
仕事量が多い
スタッフの数に対して仕事量が多い職場は疲労感が強い傾向です
通常業務でも手が足りないとなると、突発的な急変などがあるとさらに大変です
求人をしていてスタッフの補充を考えている職場ならいずれ仕事量のバランスは改善されるかもしれませんが、中にはスタッフの補充を考えていない場合もあります
仕事量が多く時間内に終わらないのに時間外を積極的に出してくれない職場もあります
サービス残業が常態化している職場は良くありません
スタッフの補充があるのか上司にそれとなく確認して、今後も仕事量の改善が見込めない時には転職も視野に入れた方が良いでしょう
過度に緊張する
ミスを個人のせいにして攻撃するようなスタッフがいる職場では、ミスを恐れるあまり緊張してさらにミスをする確率が高まります
心理的安全性が高い職場の方が、個人のパフォーマンスが最大限に発揮されます
ケアをたくさんする人の方がミスに当たる確率は上がってしまします
個人を責めるような職場では誰もケアをしたがらなくなります
ミスが起こるのは環境が整っていないため、と再発防止のために環境を整えようとする職場が良い職場といえます
心理的安全性についてはこちらの記事をご参照ください
退職者が多い職場で働き続けることは大変
退職者が多く、スタッフの補充が少ない職場で働き続けることは大変です
退職者の分スタッフ数が減り一人あたりの仕事量が増えます
新しくスタッフが補充されても、職場のことを一から覚えていくのは時間がかかります
スタッフの入れ替わりが激しい職場で働き続けられるかどうか考える必要があります
今の職場で退職者が多く出たとき管理者はどうするのか
①スタッフが減っても今いる人数で業務をする
残ったスタッフに負担をさせるパターンです
どうしても一旦は仕事量が増えて負担になりますが、それがいつまでなのか終わりがあるのと無いのでは全く違います
長期間仕事の負担が多くなりすぎると、体を壊したり家族の負担も増えてしまします
なかなか仕事が終わらず家に帰れないスタッフの旦那さんが「そんなに忙しいなら辞めろ」と言って退職した人もいます
②求人を出しても応募が来ない
待遇が悪いと求人を出しても応募が来ない場合があります
応募が来ないといつまでも忙しい状態が変わりません
③早急に求人を出して補充スタッフが入る
すぐ求人応募してもらえるように、給料を高くして求人を出している場合があります
もとからいたスタッフより新人スタッフの方が給料が良くなってしまうと、もとからいたスタッフはいい気はしません
昇給が低いと新人さんの方が勤続10年以上のスタッフより基本給が高くてボーナスに差が出てきたということもありました
いままで頑張ってきたスタッフも評価しないとやる気を失って転職していったケースがあります
ストレスの多い職場だと、ひとつのきっかけでバランスが崩れて連鎖的に退職者がでたりモチベーションが低下したりします
他の職場情報
何もわからないのに転職をする・しないの判断はできません
転職を考えていなくても、今の職場に満足していないのであれば他の職場の情報はあってもいいと思います
今ではインターネットで求人情報を知ることができるため大変便利です
ハローワークのインターネット求人検索サービス
ハローワークのインターネット求人検索サービスは誰でも無料で使うことができます
希望の職種・勤務地など検索条件を入力すると簡単に求人情報を見ることができます
雇用条件が悪い企業もありますが時々見てみると応募が少ない企業などが目につくようになると思います
人気のある企業はすぐに決まってしまい、次に見たときは求人が出ていない、などなんとなくチェックするポイントが見慣れてきます
看護師求人サイトなど民間の求人情報
看護師求人サイトではハローワークで扱っていない条件が良い非公開求人があります
詳しい求人情報を確認するには無料登録が必要です
登録をすると担当者がつくことが多いですが、登録したからといって必ず転職サイトを利用して就職する必要があるわけではありません
登録しないと求人情報を確認することができないため今は転職はしないけど登録をした
など登録した目的をはっきりさせておきましょう
転職サイトの利用はデメリットもあります
今は情報収集の一つとしてとらえ、登録することと利用することは別に考えたほうがよいでしょう
転職サイトに登録すると担当者があなたに合った求人がであるとスピーディーに連絡をしてくれます
勢いに流されて具体的な退職日や面接の日程・就職日が決まり話が進んでしまうと大変です
話が進んでしまうと、先方にも断りづらく印象も悪くなりますので注意しましょう
確実に看護師求人サイトを利用しての転職を考えていないのであれば「求人情報が見たかったので登録をした」と登録目的を伝えて、転職を依頼する時は改めてこちらから連絡するようにしておいたり、連絡の頻度や方法を打ち合わせておくとと過度の連絡による負担は少なくなるでしょう
看護師求人サイトのデメリットとは
看護師求人サイトは利用者である看護師さんは無料です
ではどこから収益がでているのでしょう
報酬は看護師を紹介してもらい就職が決定した企業が支払っています
一人就職が決まると100万円ほどの報酬を払う場合もあるそうです
看護師求人サイトからの就職は特に小さな事業所では金銭的な負担があります
大きい病院でも、「看護師求人サイトにお金を払っているからすぐに辞められたら困る」など本人に言われてしますケースもあるようです
看護師求人サイトは非公開求人のような一般の求人では知られていないような求人に応募する場合に有効といえますが、こじんまりとした職場を希望する際は注意が必要かもしれません
内定をもらってから転職すると貰えないお金
次の仕事が決まってから転職すると安心感はありますが、もらえなくなるお金もあります
失業手当
雇用保険の基本手当といいます
雇用保険の被保険者の方が、定年、倒産、契約期間の満了等により離職し、失業中の生活を心配しないで、新しい仕事を探し、1日も早く再就職していただくために支給されるものです
7日間の待機期間が終わった後、自己都合退社の場合2か月経った後支給されます
(特定理由離職者を除く)
年齢が上がったり、勤務期間が長いと支給期間が長くなります
内定が決まってか退職をすると、大抵の場合は支給日より再就職開始の日が先になります
ブランクがないため経済的には安定しますが、失業保険を貰わず働き始めることが多くなります
次の職場が早く決まることは良い事です
失業保険をもらうために就職が遅くなるよりは早期に再就職したほうが収入は多くなります
再就職手当
早期に安定した職業につき、早期再就職を支援するための制度です
再就職手当を貰うには支給要件があります
①就職前日までに失業の認定の期間の残りが3分の1以上あること
②1年以上の雇用が見込めること
③待期期間(7日)満了後の就職であること
④離職理由により給付制限(自己都合など)を受けた場合は、待期期間満了後1か月間はハローワークの紹介による就職であること
⑤離職前の事業主と関係性がないこと
⑥離職前3年間に再就職手当・常用就職支度手当の支給を受けていないこと
⑦受給資格決定前から内定した就職でないこと
⑧原則、雇用保険被保険者要件を満たす条件での雇用であること
・支給残日数が所定給付日数の3分の2以上残っている場合→給付率70%
・支給残日数が所定給付日数の3分の1以上残っている場合→給付率60 %
また、基本手当日額は以下の計算式によって算出できます。
基本手当日額=離職前の6ヶ月間の給与合計額 ÷ 180(日)× 給付率
内定してから退職すると、⑦受給資格決定前から内定した就職でないこと ③待期期間(7日)満了後の就職であることの要件を満たさない可能性があります
例えば45歳以上~60歳未満の勤続20年の人が失業手当もらえるのは150日です
ハローワークの紹介で待期期間後就職すると、基本日額6000円の人で150日の給付日数が丸々残っていると、給付率70%になります
6.000×150=90.0000 90.0000の70%で再就職手当は630.000円となる計算です
私の場合は普段からインターネットで情報を集めながら生活していました
退職後、ハローワークの失業認定を受けた後就職先を探しました
いくつか就職先の候補にしていた求人に結局ハローワークから紹介してもらい就職して再就職手当ももらえました
年末年始を挟みましたが退職後1か月程度で再就職先が決まりました
まとめ
①転職先を探す時はいろいろな方法で情報を集める
②転職サイトに登録しないと詳しい情報がわからないので登録はするが、かといって必ず転職サイトを利用した就職をする必要はない
③ハローワークを利用する見込みがあるなら転職サイトを利用した就職ですすめるのは最初は避けるべき
曖昧な態度をしていると、流されて就職してしまう可能性があります
貰えなくなるお金があるかもしれないのでメリットとデメリットを考えて利用しましょう
転職サイトを利用するのは悪くありません
全力で転職のサポートをしてくれます
ただこちらの意向と合っていないと希望しない展開になるかもしれません
自分の意見をしっかり伝えていきましょう
転職サイトは再就職手当などは出ないかもしれませんが、中には祝い金がある転職サイトもあります
【ジョブデポ看護師】看護師の会員登録プログラムサービス内容もそれぞれです
メリットデメリットをしっかり比較して自分に最適な転職方法を選んでください
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