「特養は夜勤がないから働きやすそう」
そう思って、転職先として気になる方もいるかもしれません。
私自身、今の特養は比較的働きやすいと感じています。
でも、それは単純に「特養だから働きやすい」わけではないと思っています。
同じ特養でも、オンコールの仕組み、看護師の人数、入所者さんの状態、介護職との連携などによって、働き方はかなり変わります。
そしてもう一つ大きいのが、
自分にとって何が負担なのか。
ここも人によって違います。
「夜勤なし」だけでは働きやすさは分からない
特養には、看護師が夜勤をしない施設もあります。
私にとっては、夜勤がないことは大きなメリットです。
ただし、夜勤がない代わりにオンコールがある施設もあります。
同じ「オンコールあり」でも、
- 誰が最初に電話を受けるのか
- どのくらい連絡があるのか
- 呼び出しはどの程度あるのか
- 困ったときに相談できるのか
によって、負担はかなり違います。
求人票に「夜勤なし」「オンコールあり」と書かれていても、それだけでは実際の働き方までは分かりません。
詳しくは、
「特養のオンコールが不安な看護師へ|転職前に確認したい3つのポイント」
でも書いています。
看護師の人数より「相談できるか」も大切
特養は、病院と比べると看護師が少人数のことがあります。
そのため、
「一人で判断することになるのかな」
と不安になる方もいるかもしれません。
でも、人数だけで働きやすさが決まるわけではありません。
ほかの看護師に相談できるか。
必要なときに医師や医療機関へつなげられるか。
介護職や相談員と情報共有できるか。
こうした体制があるかどうかでも、働きやすさは変わります。
私自身、介護職から入所者さんの日常の変化を教えてもらうことが多く、かなり助けられています。
一人で抱え込まなくてよい職場かどうか。
ここは大切だと思います。
介護職との連携については、
「特養看護師と介護職はどう連携する?|同じ生活を違う視点で支える」
でも紹介しています。サイト内でも、生活場面での情報共有や連携を中心に扱っています。
入所者さんの状態によっても仕事は変わる
同じ特養でも、入所者さんの状態や医療的な対応の多さは施設によって違います。
看取りの件数や、医療機関との連携方法などもそれぞれです。
そのため、
「特養看護師なら、どこで働いても同じ」
とは考えない方がいいと思います。
どの程度の医療的な対応なら、自分が無理なく担えそうか。
どのくらいの忙しさなら続けられそうか。
そんな視点で見ておくと、求人票の見え方も少し変わります。
仕事内容全体を知りたい方は、
「特養看護師の仕事内容とは?病院との違いや働き方を現役看護師がわかりやすく解説」
も参考になると思います。
また、病院との看護の違いについては、
「特養看護師が病院と違うと感じること|看護の『頑張りどころ』が変わった」
にもまとめています。
特養では、医療処置の多さだけで仕事を考えるのではなく、生活の中の変化を見ながら穏やかな毎日を支えることも大切だと感じています。
自分にとって「何がつらいか」を知っておく
働きやすさは、職場側の条件だけでは決まりません。
自分が何を負担に感じるかも大きいと思います。
私はこれまでいろいろな働き方を経験してきて、単純に「夜に働くこと」よりも、
いつ終わるか分からないこと、長時間拘束されること、夜間対応のあとも翌日の仕事が続くこと
の方が負担なのだと分かってきました。
だから、今の特養の働き方は私には合っています。
でも、これは人それぞれです。
転職するときは、
「一般的に楽かどうか」ではなく、「自分にとって続けやすいか」
で考えた方が、自分に合う職場を見つけやすいと思います。
気になる施設は、見学できるか聞いてみる
求人票を見て、
「ちょっと気になるな」
と思う施設があれば、職場見学ができるか確認してみるのも一つの方法です。
私の勤務先では職場見学を受け付けています。
私自身、転職活動のときはハローワークの求人を利用し、ハローワークの方から施設へ連絡していただきました。
ただ、そのときは、
「見学したら応募しないといけないのかな?」
と少し気になりました。
見学や応募の流れは施設によって違うので、
「見学してから応募を考えても大丈夫ですか」
と確認しておくと安心です。
実際に施設を見ると、求人票だけでは分かりにくい、
職員同士のやり取りや施設の雰囲気、入所者さんの様子などが見えることもあります。
「ここなら働けそうかな」
と自分の感覚で確かめることも、転職先を考える材料になると思います。
まとめ|「この施設なら続けられそう」で考える
特養看護師の働きやすさは、夜勤の有無だけでは決まりません。
オンコール、相談体制、入所者さんの状態、介護職との連携など、いろいろな条件が重なっています。
だから私は、
「特養なら働きやすそう」
ではなく、
「この施設なら、自分は無理なく続けられそう」
で考える方がいいと思っています。
求人票で気になる施設があれば、条件を確認する。
できれば実際に見てみる。
そのうえで、自分が納得できる職場を選べたらいいと思います。
※本記事は筆者自身の勤務経験をもとに、特養看護師の働きやすさについてまとめたものです。勤務体制、オンコール、業務内容、医療機関との連携方法、職場見学への対応などは施設によって異なります。転職を検討する際は、各施設の募集要項や説明をご確認ください。


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