このまま定年まで夜勤を続けられる?30年以上勤めた職場から転職を決めるまで

看護師の職場ストレス・人間関係
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私は最初に勤めた医療法人で、30年以上働きました。

病棟だけではなく、デイケアや訪問診療なども経験し、その時々で働く場所を変えながら、気がつけばずいぶん長くお世話になっていました。

人間関係が嫌で仕方なかったわけでもありません。

よくしてくださった上司や先輩もいましたし、長く勤めたからこその安心感もありました。

そんな私が初めて転職したのは、

「この働き方を、この先も続けられるだろうか」

と考えるようになったことが始まりでした。

夜勤ありのフルタイムが、だんだんしんどくなった

長く夜勤のない部署で働いたあと、再び病棟勤務になり、フルタイムで夜勤もするようになりました。

当時は人手にもあまり余裕がなく、日勤が定時で終わらないことも珍しくありませんでした。

自分の仕事が終わっても、リーダーの日はチーム全体を見ながら、終わっていない仕事を手伝います。

日勤が3日続くと、かなりヘトヘト。

休みの日は、たまった家事をするか、ゴロゴロしながら体力を回復する。

そして休みの終わりには、

「明日は仕事か……」

と少し憂鬱になる。

仕事には行けます。

働けないわけでもありません。

でも、

仕事をするために休みの日を使って回復して、また仕事に行く。

そんな生活になっていました。

さらに夜勤があり、通勤にも片道1時間ほどかかります。

その頃の私はまだ夜勤もできていましたが、

「今はできる。でも、この働き方を定年まで続けるのはしんどいかもしれない」

と思うようになりました。

内部リンク
▶「50代看護師、これからどう働く?無理なく続ける働き方と転職先」

人が減っても、仕事は減らなかった

もう一つ気になっていたのが、人員のことです。

当時の私の職場では、看護師の数が少しずつ減っているように感じていました。

でも、人が減ったからといって、必要な仕事まで同じように減るわけではありません。

誰かが長く休むことになれば、残った人でカバーする。

時間外になっても、その日の仕事は何とか終わらせる。

新しい人が入れば、仕事をしながら教える時期も必要です。

そうやって現場は何とか回っていました。

でも、以前ならできていたことに十分な時間をかけられなかったり、優先順位をつけて後回しにする仕事が出てきたり。

「何とか回っている」と「無理なく続けられている」は、同じではない。

そんなことを感じていました。

もちろん、管理する側にも事情があったのだと思います。

募集しても応募がなければ、簡単に人を増やすことはできません。

誰かが悪いというより、

「この先、今より楽になるのかな」

という見通しが、私には持ちにくくなっていました。

「まだ動けるうちに」と思った

以前から「このままずっとここで働くのかな」と考えることはありました。

でも、本当に辞めるところまで気持ちが動いたことはありませんでした。

ところが、その頃はいろいろなことが重なりました。

夜勤ありのフルタイム。

往復約2時間の通勤。

少しずつ増える仕事の負担。

これから年齢を重ねていく自分。

さらに家族が病気になり、できるだけ様子を見に行きたいという事情も重なりました。

そして、ちょうどその頃、別の職場から声をかけてもらいました。

一つだけなら、

「もう少し頑張ろう」

と思っていたかもしれません。

でも、ここまで条件が揃ったことは、それまでありませんでした。

「もう、全方向から『ここから離れなさい』と言われているみたいだな」

そんな気持ちになりました。

もちろん、本当に誰かに言われたわけではありません(笑)。

今思えば、

「限界になる前に、そろそろ離れた方がいい」

と感じていたのでしょう。

ほとんど勘でした。

でも、その勘に従って、私は30年以上勤めた職場を離れることにしました。

転職すれば、すべて解決するわけではなかった

長くお世話になった職場です。

いいことも、そうでないことも、たくさんありました。

職場が嫌で辞めたわけではありませんし、退職時に大きく揉めたわけでもありません。

そして、転職したからといって、その先がすべて順調だったわけでもありません。

新しい職場には、新しい職場なりの問題があり、結局私はその職場も退職することになります。

それでも、最初の職場を離れたことを後悔していません。

あのまま働き続けていたらどうなっていたのか。

それは分かりません。

ただ、

「この先はしんどくなりそうだ」

と感じたときに、一度働き方を変えた。

それでよかったと思っています。

今振り返って思うこと

現在は特別養護老人ホームで看護師として働いています。

夜勤はなく、通勤時間は約10分になりました。

最初の職場を辞めた頃の私は、ここまで理屈で考えていたわけではありません。

「今が動くタイミングかもしれない」

ほとんど勘でした。

でも今振り返ると、その勘の中には、長く働いてきたからこそ感じていた職場の変化や、自分自身の体力の変化が、いろいろ入っていたのかもしれません。

「今はまだ働ける。でも、この働き方をこの先も続けたいだろうか」

あのとき、その問いに気づけたことが、私の最初の転職につながったのだと思います。

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▶50代看護師の転職は「この先の暮らし」まで考える|特養求人のチェックポイント

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